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会報 「ハーネスながの 第62号」

                  ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

    会報『ハーネスながの』第62号 (2021年7月) 
発行:長野県ハーネスの会 会長 池田純
   編集 前野弘美 片山幸子 (メイルテキスト版 原哲夫)
〒381-0043 長野市吉田3-16-13 (株)Jハート内 Tel. 026-214-0802

振込み:ゆうちょ銀行 00570-7-17991 「長野県ハーネスの会」

      ーーーー ーーーー 本号の内容 ーーー ーーー
《2021年度定期総会報告》   角谷美由紀
《コラム》 犬権好日 (けんけん こうじつ) ?   池田 純
《文芸》 天使と歩む四季の歌 ?   広沢里枝子
《連載/旅は犬連れ、世は出合い?》 秋葉道気まぐれウォーク 大鹿村 てくてく
《連載/本ほどステキなものはない!?》   池田 純
《2020年 感謝録》   前の弘美 
《2020年 ハーネス基金支援状況報告》   原 哲夫
《事務局から》
《編集後記》   片山 幸子

      ーーーー ーーーー お楽しみ下さい ーーー ーーー

『2021年度長野県ハーネスの会定期総会報告』
◆オンラインで開催 2021年度定期総会    角谷美由紀
7月11日10時からオンラインで総会を行いました。参加者は9名でした。
 今年度事業報告・決算報告・監査報告が各チームよりあり、それぞれ承認されました。また、今年度事業計画案・予算案については、修正を加えそれぞれ承認されました。
 主な修正点は以下の通りです。
? 基金の治療費補助に爪切りも認める。
? 治療費申請の書式見直し
? 毎年会員の確認をする。
? 会としてZOOMのアカウントを取得。
? 会費の送金と同時に募金箱の募金も送金
  することを認める。
※総会資料は本会報と共にお送りします。
 なかなか対面しての会議はまだ難しいようです。とは言え、オンラインの会議でも、なかなか会えない皆さんの声を聞けてよかったです。
 このハーネスの会を運営する中で、年々簡略化をすることも必要となってきていると感じました。
 変えなくていいことと変えていかなければいけないこと、また皆さんと話し合って決定していけたらいいなと思います。
 その後の近況報告で、代替えをした皆さんが新しい盲導犬と歩き始めて、先代の盲導犬と違うことや、初めて雪を見たときの反応の仕方など、長年のユーザーならではの話が聞けてまだ「初心者」の私にはとても楽しく有益なお話でした。また、盲導犬のユーザーが怪我をすると言うことがどれだけ大変なことかもよく分かりました。
 ユーザーだけでなく皆さんがコロナに負けず元気に生活できる日々が過ごせたらと思いました。

《コラム》 犬権好日 (けんけんこうじつ) ?  長野市 池田純
 視覚障害者の生活環境が大きく変わりつつあります。それは、盲導犬と共に生活する私たちだけの問題ではありません。

【歩車分離信号の増加】
 歩車分離信号は、自動車の通行をスムーズにするために設けられているもので、歩行者はボタンを押して青信号にしない限り道を渡ることはできません。しかし、信号を設置する警察は、その押しボタンを視覚障害者も使うという前提には考えていません。どこかに歩車分離信号が設置される度に、警察に改善の申し入れをしなければいけなくなっています。

【無人駅の増加】
 JRでも、私鉄でも、無人駅がどんどん増えています。無人ではないにせよ、駅員のいる時間が短時間という所も増えています。無人の駅では、急な乗降介助を依頼しようにも、駅員がいないので、周囲の乗客に依頼するしかありません。事前に予約をすると、他の駅から駅員が来て介助してくれる場合もありますが。
 また、無人駅では、これから乗ろうとしている電車の停車位置を確認できません。私が使っている北長野駅では、飯山線はホームの前方、北しなの線は、ホームの後方にしか電車は停車しないのです。

【電車の押しボタン】
 長野県内を走るJRやしなの鉄道の電車は、押しボタンを押さないと、降車できません。乗車の際にも、かなりきたない電車の車体に触りながら押しボタンを探さなければいけません。

【テレビの字幕が増えても】
 最近では字幕の付いたテレビ番組がかなり増えてきました。しかし、それにつれて、言葉による説明がどんどん少なくなっています。NHKのニュースではほぼ100%外国語もそのまま流します。発言している専門家のことも言葉で紹介しません。「見れば分かるだろう」ということのようです。民放の中には、外国語に日本語をかぶせてくれる番組もありますが、それも曜日によって変わってしまいます。

【災害から生き残ることはできるか】
 いつ、どこでも災害に襲われる可能性のある時代になってしまいました。水害や土砂崩れの危険性のレベルを表しているのがハザードマップです。また危険が差し迫っている時に緊急の連絡をするのが防災行政無線です。そのどちらも視覚障害者に対する配慮は何もされていません。それは避難所でも全く同じです。「大きな災害がきたら自分の身は自分で守れ」と言われているようなものです。

【おかしなコマーシャル】
 新型コロナウィルスの感染の広がりと共に、テレビやラジオのスポンサーが撤退した時間にAC-JAPANのコマーシャルが増えています。その中に盲導犬に関するものもありますが、他のコマーシャルは、公共性の高いものが多い中で、盲導犬に関するものだけ特定の盲導犬育成団体のコマーシャルになっています。おそらくテレビやラジオでコマーシャルを流すことで、その団体に対する寄附が増えているはずです。ところが、日本には盲導犬を育成している団体は11ケ所あるにもかかわらず、特定の団体にだけ寄附が集中していることもあり、今年の4月時点で盲導犬の数は861頭にまで減ってしまいました。特定の団体に寄附が集中するということは、他の団体の経営を圧迫し、全体として盲導犬の数が減ってしまっているものと思われます。


《文芸》 『天使と歩む四季の歌 ?』  東御市 広沢里枝子
昨年から「信毎歌壇」への投稿をはじめました。拙い短歌ですが、長野県民の皆さんに目の不自由な私たちのことや、盲導犬のことをご理解いただく一助になればと願っています。今回は、2021年に「信毎歌壇」に入選した短歌を集めました。

◇ ホームから見えぬ仲間が落ちて死ぬ今年4人目われも盲目
◇ 1時間後にタイマーかけて盲導犬に「GO」と声かけ歩きはじめる
◇ 盲導犬と並んで画面に手を振れば生徒も皆で手を振りくるる
◇ 「盲導犬と安心して座れる席はどこかしら」看護師さんは席を見回す
◇ ALSを患う女性が排泄に異性の介助を受ける辛さを語る
◇ 手に触れるここにもそこにも蕗の薹春の鼓動が形になりて
◇ 巨大なる獣の背中行くごとし素足に春の芝生を踏めば
  (広沢さん 長野市かるかやさんでの写真)

《連載/旅は犬連れ世は出合?》 <秋葉道気まぐれウォークその4>  てくてく
『大鹿村』
 ◆大鹿村ってどんなとこ?
 いきなりですが、ネットで「長野県」と「山奥の村」で検索すると大鹿村関連のウェブページがヒットします。これはある時期に村が公式HPで「長野県で2番目に山奥の村」というPRコピーを自称していたからのようです。「長野県で2番目」はともかく、私は何回か村を訪ねるようになってから「山奥」という記述に決して「負」のイメージではなく、それもいいのではないかとどこか納得するようになりました。
 大鹿村の歴史は古く記録や史跡は室町時代南北朝ころのものが残っています。戦国から江戸時代にかけて人口も増えていったようです。江戸時代には南半分が大河原村(おおかわらむら)、北半分が鹿塩村(かしおむら)に分かれていました。明治時代に2村は合併してそれぞれの頭文字を組み合わせて大鹿村と名付けられたそうです。
  ◇
 位置的には下伊那郡の北東端にあります。東には静岡県、西は上伊那郡中川村があります。また、北は伊那市、駒ケ根市に、南は下伊那郡豊丘村と飯田市に接しています。
 大鹿村は国内最大の断層である中央構造線が南北に貫き、村内の地質と地形を東西に2分していることで有名です。東側の赤石山脈(南アルプス)と西側の伊那山地に挟まれた傾斜地と谷平坦部からできている村です。
 大鹿村の傾斜の急峻なことは歩いてみれば感じることですが、こんな体験もしました。村の中心地域にある観光案内所の駐車場で同行のKさんが、「あんなところを車が通っている」と言います。かなり高い方向を見ているようでした。私が右手を出して、その手指を自動車の方向に向けてくれるように頼みました。なんと右手指の示した角度はかなり急で指先は身長より高い前方を示していました。とても水平の視線からそのまま眼球を動かしたぐらいでは視堺には入らないほど。具体的には顔面の角度を少し上向きにしないと見えないほど高い前方の傾斜地の道路でした。

◆ 「二つの峠と山岳街道」
 国道152号線を利用して大鹿村へ入る方法は二つあります。南の遠山郷から地蔵峠(1341m)を越えて大河原地区から入る方法と、北の伊那市長谷地区から分杭(ぶんぐい)峠(1424m)を越えて鹿塩地区に入る方法です。
 二つの峠の間の標高差は村の中心に近い大河原地区では700mぐらいの場所もありますが、その前後では平均ほぼ1100mを超えています。
 そのため152号線の二つの峠の前後は冬季間は積雪と凍結のため3カ月間は通行禁止になります。雨の多い季節にも土砂崩れなどでよく通行止めとなります。
 秋葉道は152号線と並ぶか重なる辺りを通っていたわけですから二つの峠を挟む辺りではかなりの山岳地帯を通る街道だったわけです。雪に覆われる季節には地元の猟師などを除けば恐らく通る旅人はいなかったでしょう。また、雨の季節には一夜にして道が消えていたようなこともあったでしょう。東海道や中山道などの官道に比べれば極めて劣悪で過酷な旅を強いられただろうと想像します。
私たちは遠山郷から地蔵峠を越えて大河原地区に入り、北の鹿塩地区から分杭峠を越えて伊那市長谷地区へと歩きました。
(分杭峠付近の写真と地蔵峠付近の写真)

 ◆「遠い隣り村」
 赤石山脈と伊那山地の峡谷の中の二つの峠を越えながら歩き続けましたが、私は大変な驚きとある種の感動を覚えました。
 「大変な驚き」とは、隣の村から村への距離がめちゃくちゃ遠いということでした。
 国道152号線の上村川橋を渡った傍らに「大鹿村27?」の道路標識がありました。これを聞いて私はぎょっとしました。ここから先は山間の森林地帯、民家も集落も途切れます。
 一方、分杭峠を挟む大鹿村の中心部と北隣の長谷村(現・伊那市)の中心部との距離は30?。これも半端ではありません。大河原地区から傾斜地の坂道を上がるとやや緩やかな標高1000m地帯の鹿塩地区になります。北に進むにつれて民家は疎らとなりやがて途切れます。
 隣の村と村が30?も離れている、あくまでも152号線のことですが、こんな隣村関係は山と段丘の下伊那でも他にありません。驚きでした。
大鹿村地蔵峠付近

 「ある種の感動」とは、「こんな離れた隣村間の距離感が今なお残っている」ということです。「これは貴重だ」とも思いました。地上の2地点間の物理的な距離は時間が経過しても変わりません。しかし、道路事情とか開発とかで時間的な距離は短くなります。それによって環境も大きく変わります。
幸か不幸か152号線の大鹿村を挟む南北の区間は開発とか時間短縮のための大掛かりな改良工事などからは縁遠い(見放された)場所なのです。
 それ故、古の世から蕭々として続いてきた秋葉道の山や谷の風景も空気の臭いも音もこの辺りではそのころから変わっていないのではないかと思うのでした。
 これこそ後世まで残すべき「歴史的文化遺産」だと思うのです。

◆ 「秋葉道に佇む江戸時代の家屋」
 大鹿村で秋葉道の往時の雰囲気を今なお伝えているのではないかと思われるスポットがあります。大河原地区の青田山(あおたやま・1000m)の中腹南西斜面に佇む重要文化財「松下家住宅」とその前を通る秋葉道です。大鹿村には嘗ての秋葉道を拡幅したりカーブを緩やかにしながら生活道路として利用している場所が残っています。松下家住宅もそんな秋葉道に佇む家屋ですが、道筋にぽつぽつとある他の民家とは別格な雰囲気を発しています。

◆ 「戦国末期から続く松下家の館(やかた)」
 案内パンフによれば松下家は戦国時代の末期からこの地の豪農として30代、約400年間続いた旧家です。
(松下家住宅の写真)
 本棟(ほんむね)造りの母屋は文政3(1820)年に建てられ築後200年、北隣の土蔵は更に古く明和9(1772)年の築で250年の歴史があり、どちらも国の重要文化財になっています。
 玄関脇の案内板に示されている番号に電話をすると隣の土蔵との間から管理人のMさんがひょっこりと姿を現しました。母屋の裏庭で除草作業をしていたとのことでした。
 普段は施錠されている玄関を開けてくれました。引き戸の表面は板の年輪がはっきりと縞状に浮き出ていて200年もの間風雪に耐えてきたことを語っています。靴を脱ぎ高さのある式台を上って畳の部屋に入りました。住む人がいなくなって25年も経つ家屋の畳は、何か埃っぽく、もこもこした足ざわりでした。
 家屋を支える梁(はり)などの構造物が大きく長く、天井も高いとのこと。ほぼ正方形の桁組の家屋に大きな囲炉裏の有る居間・台所・味噌部屋・御霊処(みたまどころ)・座敷・奥座敷など12室の間取りとなっています。御霊処の板戸を開くと代々の祖先の位牌が何段にもなって昔の儘鎮座しているのには驚きました。梯子段を上った2階は蚕室と使用人の部屋だったとか。
江戸時代には代々名主組頭を務めた豪農の屋敷らしく大家族と使用人の住んでいた広く大きな館(やかた)といった印象でした。
 とかく国の重要文化財ともなると室内を歩くのも緊張したり立ち入りを禁止されたりする場所もあるものです。また手指で触れるのも躊躇ったりします。松下家住宅の母屋の見学では、特に気遣いもせず制限を受けることなく触れられるものには注意しながら触らせてもらいました。
 尚、松下家の末裔の人たちは今は東京で活躍されているとのことで25年前におばあさまが亡くなってからは松下家住宅と屋敷は村によって管理されています。
管理人のMさんの話では松下家住宅の場所の標高は870mだそうです。因みに村役場や観光協会のある村中心部の平坦地の標高は670mです。
 大鹿村では室町・戦国そして江戸時代を通して秋葉道を中心に村落が高台から低地に向かって形成されていったとの説明でした。
 松下家住宅の佇む秋葉道沿いから南西方向の眺望はすばらしく、遠く下方に村中心部の集落と小渋川が見下ろせ、秋の紅葉期は絶景だとも話されていました。  次号へ (原 哲夫)

《連載/本ほどステキなものはない!?》 『弁護士ダニエル・ローリンズ』 
                       池田 純
今回は、アメリカの弁護士である著者が、実体験をベースに書いた小説です。
 『弁護士ダニエル・ローリンズ』(ヴィクター・メソス著・関麻衣子訳、早川書房・2020年4月)
 ダニエル・ローリンズは、ユタ州ソルトレイク市で弁護士をしているが、不倫の末に離婚し、酒に溺れる生活をしている。そのダニエルに黒人の知的障害を持つ17歳のテリーを里子にしている夫妻から「コカインを売った罪で息子が訴追されようとしているが弁護してほしい」と依頼が舞いこむ。
 気の進まないダニエルは、「着手金1万ドルですが」と求めると「6000ドルでしたら
蓄えがあります」と言われ、しぶしぶ弁護を引き受けることになる。
乱れた生活を続けるダニエルに恋心を抱きながら、調査員としてダニエルを支えるビルの力で、次々と事件の背景が明らかになっていく。
 なぜ17歳という少年法で裁かれなければいけないテリーが成人と同様の公判にかけられるのか?テリーの隣りに住むケビンは、なぜコカインを入手する人間の住むリチャードソンまでテリーを乗せて行ったのか?取引の現場になぜ警官の捜査が及んだのか?警察・検察・裁判所が一体となってテリーを刑務所に入れようとしているとしかダニエルには思えない。
 ダニエルも、母に「ディズニーランドに行こう」とだまされて児童養護施設に入れられ、そこで泣き明かした体験があり、当初は気の進まなかったテリーの弁護にのめりこんでいく。
 公判手続の最中に、テリーは、里親にホームレスのシェルターに連れて行かれ、シェルターの利用者から暴行を受けているのをダニエルが見つけ、同居するようになる。しかし、犯罪率の低かったユタ州の犯罪率が上がったのは、黒人とヒスパニック系の人々が増えたと主張する人々の圧力は増すばかり。
あげくに公判手続の前に行われる予備審問の席では、ダニエルは裁判官に悪態をついたり、警備員に殴りかかったりしてしまう。
 そして、公判に選ばれた8人の陪審員は全員が白人で、ダニエルの必死の訴えにもかかわらず、テリーは有罪になってしまう。
 ところが、裁判の証拠品とされたテリーがコカインを入れていたスポーツバッグに書かれていたロゴの会社を訪問すると、とんでもない事実が明らかになっていく。

《2020年 感謝録》
 令和2年度中にご寄付・募金にご協力いただいた個人・団体の皆さま
  ◇ ◇
<団体寄付・募金箱>
盲導犬使用者サポートクラブ様 4万円
長野県労働金庫丸子支店様 2万3千円
中沢医様募金箱 3,652円
両角幾雄様募金箱 1,724円
坂田雄之様募金箱 16,154円
松本市中央図書館喫茶店様ストラップ売上と募金箱 5,720円
丸山治療院様募金箱 5,867円
  ◇ ◇
<個人寄付>
井川さゆり様・松尾寿美子様・甕健子様・金井修司様・相星れい子様・久島和実様・
百瀬鏡子様・古田綾夫様・上條きみ子様・茅野永伯様・古内みづほ様・奥原泰子様・
原哲夫様・今村邦彦様・藤川満希子様・飯嶌悦代様・相場光子様・吉川敞子様・
三村淳子様・田中安子様・横関恭子様・黒澤美那子様・宮澤藤貴子様・赤塚光恵様・
茅野まちこ様
 大勢の皆さまありがとうございました。心より感謝申し上げます。
  ◇ ◇
 『メッセージ(振込通知書から)』
相星れい子様:名前だけの会員で済みません、何かのお役にたてればうれしいです。貴会のご発展を祈念しております。
新井由紀子様:よろしくおねがいします。
古内みづほ様:息苦しい時代になりました。ユーザーの皆さまの外出の大変さを思いますと心がいたみます。会報誌に書いてありましたようにしぶとく生き抜いていきましょう。
三村惇子様:長梅雨ではっきりしない日々です、皆さまのご健康をお祈りしております。
横関恭子様:例年に無い暑さ・コロナ、とても生活が大変な今年、皆さまもワンちゃんも大変と思います、頑張って下さい。
黒澤美那子様:大変な時期を無事に乗り越えられますようにとお祈りしております。
藤川満希子様:皆さまのご健康とご活躍をお祈りします。
金井弘子様:退会します、皆さまのご活躍をお祈り致します。ありがとうございました。
赤塚光恵様:新規です、よろしくお願い致します。

《2020年度 ハーネス基金支援状況》 
      『令和2年度の報告と令和3年度の予定』
◆令和2年度の支援を振り返って(報告)
【支援総額】 449,406円
【種別支援額】
(1)疾病治療費助成
 1頭 デリカ
 助成額 319,406円
 ※飼育者支払額の2分の1
 主な受診理由 膵炎・脳血栓・脳腫瘍・発作などの治療と関連諸検査
(2)死亡弔慰金(お見舞金)
 2頭 2万円
 デリカ:引退犬14才、令和2年10月病気のため(松本市茅野さん飼育)
 デミ:引退犬14才8カ月、老衰(松本市谷口さん飼育)
(3)健康管理費(フィラリア予防費)
 助成金 22頭 11万円
 盲導犬17頭、引退犬4頭一律5,000円。
 ※前年度(令和1年度)に助成を見落としていた1頭には2年分支払いました。
【反省】
? 令和2年度は、会計担当者の作業負担の軽減と支援額決定過程をより明確にするため、その手順を再確認して進めました。
? 役員と担当係の交代もあり、連絡や事務手続きに遅れが生じました。そのため健康管理費助成金の口座振り込みが、令和3年度に入ってしまいました。

◆令和3(2021)年度のハーネス基金支援の予定
(1)基本的な方針
? 前年度の実施状況を参考にして行います。
? 支援対象者(犬)と支援額の決定の手順
 ハーネス基金チームが事務局等から情報を得て原案を作る。そして運営委員会で決定する。それに基づいて会計担当者が支払い事務を行う。
? 利用しやすい「疾病治療費助成制度」のあり方について検討します。
(2)支援内容と手続き
? 疾病治療費助成金(動物病院への支払額の2分の1)
令和3年1月1日から12月31日までの1年間に支払った動物医療費が対象。
 令和4年1月20日までに診療明細付き領収書を添付して事務局へ申請。
?死亡弔慰金 1万円
 盲導犬または引退犬の死亡報告を確認後、随時。
?健康管理費助成 一律5,000円
 令和3年度に在籍した盲導犬と引退犬が対象。令和4(2022)年3月末までに送金。
                      (ハーネス基金チーム  原 哲夫)

《事務局から》 お知らせとお願い
◆令和3年度 会費納入のお願い
 会員の皆さま、日頃のご支援ご協力に感謝申し上げます。会費の郵便振替用紙を同封させていただきます。お近くの郵便局にてお振り込みをお願い申し上げます。
◆ご住所などの情報の確認のお願い
住所や電話番号・メールアドレスなどの変更がありましたら、事務局までご連絡ください。また、盲導犬ユーザーと引退犬ボランティアの皆様は、パートナーや引退犬の状況に変化がありましたら(代替え・死亡など)、事務局までご連絡いただきますようお願い申し上げます。
◆メーリングリストについて
 会員の皆さまの情報交換やイベントなどの告知をメーリングリストにて配信しております。アドレスをお持ちの会員の方で加入ご希望の人は、事務局までお知らせください。
◆事務局連絡先
メール 
電話 026-214-0802(会長池田直通)

◆ ◆ お詫びと訂正
会報第61号【盲導犬ユーザーおよび引退犬の近況報告】の訂正と補足
≪永眠≫「虹の橋で会いましょう」
滝沢ケサミさん(佐久穂町)“デリカ”
谷口和男さん(松本市)“デミ”
の記事についてです。
 デリカは引退し松本市の茅野永伯さん宅で余生を送っていました。また、デミは引退して谷口さん宅で余生を送っていました。
 不正確な内容での掲載をお詫びして訂正申し上げます。また、引退犬を飼育されておられた茅野様には大変なご不快を感じさせてしまい申し訳ございませんでした。
 今後はより正確な記事内容となるよう努力して参ります。よろしくお願い致します。
                              (編集チーム 前野弘美)

《編集後記》
 私は今、一人住まいをしている。2軒先に長男一家がいるのだが、週末の夕飯はたいてい一緒に食べる。孫たちのハミガキも終わり、「じゃあね」の段になると、決まって3歳の女の子が「ダメ!帰っちゃダメ!」とまるで今生の別れのように泣き叫ぶ。「また明日ね」、「コゲちゃん(愛猫)待ってるから」などと言っても全く効果はなく、最後は取り押さえられて「ギャー」とさらに泣き叫ぶ。一時のことだとは思うが、いったいどう話せばわかってくれるのか、目下の課題である。どなたか良いアドバイスをお願いします。
 今夏も猛暑の予想。水分・塩分、もうひとつマスクの跡が付かないよう、日焼けにもご用心。    
                                (片山)
                ☆ ★ ☆ ★ ☆



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掲載データ:2022年08月30日に記載
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